入管被収容者の死亡事件

2022年11月・東京入管 イタリア人男性 

2021年3月・名古屋入管 スリランカ人女性 

死因:衰弱死?(2021年4月9日時点政府発表では「不明」)
死亡の状況:
政府・入管当局:法相閣議後記者懇談会の概要(2021年3月9日)
法相会見(2021年3月30日)恣意的拘禁作業部会に対する異議申立て等に関する質疑について  入管庁(2021年4月9日)「令和3年3月6日の名古屋出入国在留管理局被収容者死亡事案に関する調査状況(中間報告)」(会員提供資料)
法相会見(2021年4月9日)名古屋出入国在留管理局被収容者死亡事案等に関する質疑について (調査の中間報告)
法相会見(2021年4月13日)名古屋出入国在留管理局被収容者死亡事案に関する質疑について
法相会見(2021年4月16日)名古屋出入国在留管理局被収容者死亡事案に関する質疑について
法相会見(2021年4月23日)入管法改正案等に関する質疑について
法相会見(2021年4月27日)名古屋出入国在留管理局被収容者死亡事案等に関する質疑について
法相会見(2021年4月30日)名古屋出入国在留管理局被収容者死亡事案等に関する質疑について
法相会見(2021年5月11日)入管法改正案等に関する質疑について
法相会見(2021年5月14日)名古屋出入国在留管理局被収容者死亡事案等に関する質疑について
法相会見(2021年5月18日)名古屋出入国在留管理局被収容者死亡事案等に関する質疑について
法相会見(2021年5月21日)入管法改正案等に関する質疑について
法相会見(2021年5月25日)名古屋出入国在留管理局被収容者死亡事案等に関する質疑について
法相会見(2021年5月28日)名古屋出入国在留管理局被収容者死亡事案等に関する質疑について
法相会見(2021年6月1日)名古屋出入国在留管理局被収容者死亡事案等に関する質疑について
法相会見(2021年6月4日)名古屋出入国在留管理局被収容者死亡事案等に関する質疑について
法相会見(2021年6月8日)名古屋出入国在留管理局被収容者死亡事案等に関する質疑について
法相会見(2021年6月15日)名古屋出入国在留管理局被収容者死亡事案等に関する質疑について
法相会見(2021年6月29日)名古屋出入国在留管理局被収容者死亡事案に関する質疑について
法相会見(2021年7月6日)名古屋出入国在留管理局被収容者死亡事案に関する質疑について
法相会見(2021年7月13日)名古屋出入国在留管理局被収容者死亡事案に関する質疑について
法相会見(2021年7月16日)名古屋出入国在留管理局被収容者死亡事案に関する質疑について
法相会見(2021年7月20日)名古屋出入国在留管理局被収容者死亡事案に関する質疑について
法相会見(2021年7月30日)名古屋出入国在留管理局被収容者死亡事案に関する質疑について
入管庁(2021年8月10日)「令和3年3月6日の名古屋出入国在留管理局被収容者死亡事案に関する調査報告書」
入管資料(2022年6月16日)入管庁「名古屋出入国在留管理局被収容者死亡事案に関する調査報告に係る補足説明について」 国会・国会議員:
石川大我議員(立憲民主)@参・予算委員会(2021年3月12日) 石川大我議員(立憲民主)@参・予算委員会(2021年3月26日) 大口善徳(公明党)@衆・法務委(2021年4月16日)藤野保史議員(日本共産党)@衆・法務委 (2021年4月20日)
階猛議員(立憲民主党)@衆・法務委(2021年4月20日)
屋良朝博議員(立憲民主党)@衆・法務委(2021年4月21日)
大口善徳議員(公明党)@衆・法務委(2021年4月21日)
池田真紀議員(立憲民主党)@衆・法務委(2021年4月23日)藤野保史議員(日本共産党)@衆・法務委(2021年4月23日)串田誠一(日本維新の会)@衆・法務委(2021年4月23日)階猛議員(立憲民主党)@衆・法務委(2021年4月23日)
川合孝典議員(国民民主党)@参・法務委(2021年4月27日)
串田誠一議員(日本維新の会)@衆・法務委(2021年4月28日)
藤野保史議員(日本共産党)@衆・法務委(2021年4月28日)
階猛議員(立憲民主党)@衆・法務委(2021年4月28日)
寺田学議員(立憲民主党)@衆・法務委(2021年4月28日)
池田真紀議員(立憲民主党)@衆・法務委(2021年4月28日)
稲富修二議員(立憲民主党)@衆・法務委 (2021年4月28日)
伊藤忠彦議員(自由民主党)@衆・法務委(2021年5月7日)
高井崇志議員(国民民主党)@衆・法務委(2021年5月7日)
屋良朝博議員(立憲民主党)@衆・法務委(2021年5月7日)
山花郁夫議員(立憲民主党)@衆・法務委(2021年5月7日)
階猛議員(立憲民主党)@衆・法務委(2021年5月7日)
藤野保史議員(日本共産党)@衆・法務委(2021年5月7日)
串田誠一議員(日本維新の会)@衆・法務委 (2021年5月7日)
枝野幸男議員(立憲民主党)@衆・予算委(2021年5月10日)
稲田朋美(自由民主党)@衆・法務委(2021年5月12日)
池田真紀議員(立憲民主党)@衆・法務委(2021年5月12日)
稲富修二議員(立憲民主党)@衆・法務委(2021年5月12日)
寺田学議員(立憲民主党)@衆・法務委(2021年5月12日)
串田誠一議員(日本維新の会)@衆・法務委(2021年5月12日)
高井崇志議員(国民民主党)@衆・法務委(2021年5月12日) 市民社会:東京弁護士会(2021年3月24日)「名古屋入管収容場における女性死亡事件の厳正な調査を求めるとともに、広範な裁量による入管行政に、法の支配を及ぼすことを求める会長声明」
日弁連(2021年3月30日)「名古屋出入国在留管理局における被収容者の死亡事件に関する会長声明」
恣意的拘禁ネットワーク、ヒューマンライツ・ナウ、外国人人権法連絡会(2021年8月17日)「入管被収容者の死亡事件の政府調査報告書に対する抗議声明」
関連報道: ・2021年3月7日・中日新聞「スリランカ人女性、名古屋入管で死亡」 2021年3月10日・中日新聞「名古屋入管収容30代女性死亡 上川法相、調査を指示」 2021年3月13日・朝日新聞「「いま たべたいです」 死亡女性の手紙が語る入管の闇」 2021年3月14日・毎日新聞「深堀り:名古屋入管でスリランカ人女性死亡 「死んでしまう」訴え届かず」 2021年3月16日・INQUIRER.net「Woman who died in Japanese detention center wrote about her hunger」 2021年3月16日・Ceylon Today「Wishma’s unfortunate death in Japan: Who is responsible?」 2021年3月17日・志葉玲「体重20キロ減、吐血でも見殺し、女性死亡の入管の闇が深すぎる」 2021年3月18日・共同通信「入管で女性死亡「真相究明を」 支援者らが集会、名古屋」 2021年3月18日・CBCテレビ「名古屋入管収容のスリランカ人女性衰弱死 支援団体が真相究明求める」 2021年3月18日・毎日新聞「入管収容女性死亡「見殺しにされた」 支援団体、真相公表を要請」2021年3月18日・共同通信「入管で女性死亡「真相究明を」 支援者らが集会、名古屋」 2021年3月19日・中日新聞「支援団体が真相解明求める 名古屋入管のスリランカ女性死亡問題」 2021年3月20日・毎日新聞「「体がどんどん痛くなる」入管で死亡女性の届かなかった叫び」2021年3月21日・the Sunday Times「Body of Lankan woman who died in Japan lies in funeral parlour pending investigations」2021年3月23日・毎日新聞「スリランカ人女性が入管収容中死亡 33歳衰弱、SOS届かず 専門家「収容可否、裁判所判断を」」2021年3月24日・毎日新聞「名古屋入管スリランカ人死亡 上川法相「4月上旬にも調査結果」」 2021年3月25日・ラサール石井「東憤西笑:聖火ランナースタート 今の日本は果たして五輪開催にふさわしい国なの?」 2021年3月27日・東京新聞「【動画あり】名古屋入管でスリランカ人女性死亡 政府の法改正案に批判の声「改善でなく焼け太り」」 2021年3月28日・神田和則「ミャンマー軍事クーデターが問う日本の入管法改正-知られざる法廷からの報告」2021年3月30日・毎日新聞「(特集ワイド)入管庁長官、著作に「外国人が何を考えているのか詳察せねば」 厳格化の法案提出後、女性死亡判明」2021年4月7日・メーテレ「入管収容中に死亡のスリランカ人女性「体重減り極度に衰弱」 支援団体が真相究明求め申し入れ」
2021年4月7日・志葉玲「「日本の恥」となった入管―国連専門家らが連名で批判、入管法「改正」案は国際人権基準を満たさず」 2021年4月9日・時事通信「収容スリランカ人死亡で調査 入管庁」
2021年4月9日・メーテレ「「ほんとうに いま たべたいです」入管収容中に死亡、女性が残した言葉 1カ月経っても死因不明」 2021年4月9日・東海テレビ「中間報告でも「死因不明」…入管収容後に体調不良訴え死亡した33歳女性 法相「事実関係解明し対策を」 2021年4月9日・TBS「入管施設で女性(33)死亡 何が? 調査公表も残る疑問」  2021年4月9日・毎日新聞「入管で死亡のスリランカ女性「2カ月前から体調不良」 法務省」
2021年4月9日・毎日新聞「名古屋入管スリランカ人死亡 支援団体が遺品公開「報告足りない」」
2021年4月10日・OurPlanet-TV「手紙が語る収容施設の闇〜スリランカ人留学生はなぜ死んだのか」2021年4月14日・毎日新聞「論点:難民保護と入管法改正案」 2021年4月14日・TBS「【独自】名古屋入管でスリランカ人女性死亡 遺族が真相究明求める」2021年4月14日・TBS「【独自】スリランカ人女性死亡 「なぜ娘は死んだのか」」 2021年4月16日・時事通信「入管施設で死亡、「真相を」 スリランカ人女性遺族が会見」
2021年4月16日・毎日新聞「入管施設死亡女性の遺族「ビデオ・記録見せて」 記者会見で訴え」
2021年4月16日・共同通信「入管収容で死亡「警察も捜査を」 スリランカ女性の母ら訴え」
2021年4月20日・北原みのり「どこの国の話? 名古屋入管で死亡したスリランカ女性33歳の背後の無数の声を想像した」
2021年4月22日・TBS「【独自】「仮放免必要」医師が入管に指摘、スリランカ人女性死亡直前に日」2021年4月23日・共同通信「入管施設死亡、仮放免勧める報告 スリランカ女性診察の医師」
2021年4月23日・TBS「スリランカ人女性が死亡 名古屋入管が“医師の指摘”を認める」2021年4月23日・毎日新聞「DVから逃れるはずが…なぜ入管に収容されて死亡したのか」
2021年4月23日・毎日新聞「【深堀り】「仮放免で良くなる」 女性が死ぬ2日前、医師は入管に勧めていた」
2021年4月23日・メーテレ「入管スリランカ人死亡“仮放免の必要性”記載されず」
2021年4月24日・階猛「責任逃れのための報告書-法務省と日銀」
2021年4月24日・毎日新聞「入管死亡のスリランカ女性 四十九日法要 参列者、再発防止訴え」
2021年4月27日・朝日新聞「入管収容中死亡のスリランカ女性遺族「確かめたい」」
2021年4月28日・東京新聞「【独自】スリランカ女性、死亡時の血液検査で異常な値 「点滴や入院必要だった」と医師」
2021年4月28日・毎日新聞「「処遇悪化している」 入管に抗議文 スリランカ女性死亡受け」
2021年4月28日・週刊金曜日「「入管法改正案」は廃案に!──まずは死亡事件解明のためのビデオ開示を」
2021年4月29日・毎日新聞「「外国人は悪いことする」 元職員が打ち明けた入管の”闇”」
2021年4月29日・毎日新聞「【深堀り】「うそで血吐けるのか」入管で死亡の女性家族「記録と映像確認したい」」
2021年4月29日・朝日新聞「収容中に死亡のスリランカ女性 医師の指摘、記載されず」
2021年4月30日・志葉玲「何人死なせたか覚えてない上川法相、「全然重く受け止めてない!」立憲・階議員が叱る」
2021年4月30日・東京新聞「【動画】上川法相、遺族の面談希望に応じず「現状では適切でない」 入管収容中のスリランカ女性死亡問題」
2021年4月30日・毎日新聞「【スクープ】死亡スリランカ人女性、CT画像に白い影 名古屋入管、不適切対応の疑い」
2021年5月1日・TBS「入管施設でスリランカ人女性死亡、来日の遺族「本当のことを」」
2021年5月1日・テレビ朝日/Abema News「入管で死亡 スリランカ人遺族来日「公正な調査を」」
2021年5月1日・しんぶん赤旗「死亡直前に診察なし 藤野氏 名古屋入管の対応批判」
2021年5月1日・中日新聞「スリランカ女性の遺族が来日 名古屋入管で死亡、説明求め」
2021年5月1日・毎日新聞「「本当のこと教えて」 入管で死亡したスリランカ女性の遺族来日」
2021年5月1日・東京新聞「【動画】入管で死亡のスリランカ女性遺族が来日 「法相と面会したい」」
2021年5月1日・メーテレ「名古屋入管でスリランカ人女性死亡 遺族が来日し入管に訪問へ」
2021年5月2日・しんぶん赤旗「“姉の事実を知りたい” 入管死亡 スリランカ人遺族 来日」
2021年5月2日・中日新聞「名古屋入管死亡「本当のことを」 女性の遺族が来日」
2021年5月7日・毎日新聞「「入管法の改悪反対」作家・中島京子さんや遺族らが廃案求め会見」
2021年5月7日・毎日新聞「入管法改正案、委員会で審議始まる スリランカ人女性死亡で質疑」
2021年5月10日・毎日新聞「「発展した日本でなぜ」 スリランカ人女性遺族、法相と面会希望」
2021年5月10日・毎日新聞「入管法改正案巡り攻防激化 野党がスリランカ女性死亡の究明要求」
2021年5月11日・毎日新聞)【深堀り】「名古屋入管収容のスリランカ女性死亡 医師「適切な栄養補給されず」」
2021年5月12日・毎日新聞「【スクープ】スリランカ人女性死亡 入管報告と病院カルテ、内容に食い違い」
2021年5月13日・毎日新聞「「DVなのに保護されない?」 スリランカ女性遺族の無念」
2021年5月13日・毎日新聞「スリランカ女性死亡 法務省、医師と入管の食い違いを事前に把握」
2021年5月13日・テレビ朝日「診療記録に「点滴・入院」指示 スリランカ女性死亡」
2021年5月13日・朝日新聞「入管報告と診察記録に矛盾 女性死亡問題、深まる疑念」
2021年5月13日・朝日新聞「「おしん」やアニメで日本文化に親しみ、憧れの地で命尽きた姉。入管収容後に体調が悪化し死亡」
2021年5月14日・東京新聞「スリランカ女性死亡、医師の指示「内服できないのであれば点滴、入院」 中間報告は削除 病院の診療記録に記載」
2021年5月16日・時事通信「スリランカ女性の葬儀 入管で死亡、妹「信じられない」―名古屋」
2021年5月16日・中日新聞「スリランカ人女性の葬儀 名古屋入管で収容中に死亡」
2021年5月16日・朝日新聞「「姉が大好きな国なのに」 収容後死亡、葬儀で妹語る」
2021年5月17日・毎日新聞「スリランカ人女性死亡 名古屋入管局長と遺族が面会 映像開示せず」
2021年5月17日・毎日新聞「収容中死亡スリランカ人の妹が入管局長と面会 「説明なく怒り」」
2021年5月17日・毎日新聞「「姉のビデオを見せて」 スリランカ女性の遺族が訴える理由」
2021年5月18日・毎日新聞「法相、遺族と面会の意向 入管施設女性死亡「一人の人として」」
2021年5月18日・毎日新聞「「解明、道半ば」 野党、ウィシュマさんの映像開示を引き続き要求」
2021年5月18日・毎日新聞「入管法改正、今国会断念 支持率低下で危機感 選挙控え「強行できず」」
2021年5月18日・毎日新聞「ウィシュマさん遺族「真相分かるまで日本に」 法相は映像開示せず」
2021年5月18日・毎日新聞「なぜ映像を公開しないのか ウィシュマさんの遺族、真相解明を訴え」
2021年5月19日・東京新聞「【動画】「中間報告は信用できない」 入管で死亡のウィシュマさん遺族ら、真相究明訴え」
2021年5月20日・東洋経済/レジス・アルノー「「スリランカ人死亡」で再び露呈した入管の非道 日本は出入国在留管理庁に権限を与えすぎだ」
2021年5月20日・毎日新聞「(見る探る)「彼女が生きていけた社会を。今はまだ…」 若者が動かした入管問題」
2021年5月20日・東京新聞「【動画】「小国スリランカだからこの対応か」死亡女性の遺族怒り 入管施設の監視カメラ、法相「公開しない」」
2021年5月21日・毎日新聞「(見る探る)入管映像非開示「隠しごとでも」 遺族の願い、国は聞いているか」
2021年5月26日・毎日新聞「(記者の目)スリランカ女性の入管収容死 遺族の声聞き真相究明を=和田浩明(デジタル報道センター)」
2021年5月29日・毎日新聞「スリランカ女性しのぶ会 遺族「真実わかるよう、助けて」 入管死亡」
2021年6月2日・毎日新聞「名古屋入管 被収容者有志がビデオ開示など申し入れ 女性死亡で」
2021年8月10日・日本経済新聞「スリランカ女性死亡、体調不良「誇張」疑う 入管報告書」
2021年8月17日・志葉玲「中絶強要「DVではない」女性蔑視の入管を東京新聞・望月記者が批判―ウィシュマさん報告書で驚愕見解」
2021年8月18日・日本経済新聞「日本の入管、希薄だった人権意識 スリランカ女性死亡 原則収容の見直し急務」2
2021年8月31日・志葉玲「ウィシュマさんは9回「殺された」―入管庁の報告書を検証 その1」2021年9月9日・志葉玲「ウィシュマさんは9回「殺された」―法務省/入管の調査報告の欺瞞 その2」

2021年11月22日・西中誠一郎/週刊金曜日「ウィシュマさん死亡事件、殺人容疑で名古屋入管幹部ら刑事告訴」
2021年11月25日・中日新聞「<EYES> フォトジャーナリスト 安田菜津紀さん 故郷の家族 無念」
2021年11月30日・共同通信「ウィシュマさんは暴力言及なし 静岡県警、出頭時の様子を説明」
2021年12月1日・NHK「入管施設でスリランカ女性死亡 遺族の告訴状受理 名古屋地検」
2022年1月13日・毎日新聞 特集ワイド「収容死の責任「言い逃れ」と怒り 「入管は何も変わらない」 犠牲重ねる司法軽視」

2020年10月・名古屋入管 インドネシア人男性(40代) 

死因:不明(「体調の急変をうかがわせるような既往症等はなく,心臓性突発死の可能性が高い」)
死亡の状況:2020年10月に収容。収容されてから5日目に死亡。
政府・入管当局:
法相閣議後記者懇談会の概要(2020年10月16日) 
法相閣議後記者懇談会の概要(2021年3月9日)
国会・国会議員:藤野保史議員ツイート(2020年10月19日) 関連報道等: ・2020年10月14日・中日新聞「収容中のインドネシア人男性が死亡」
2020年10月14日・読売新聞「入管収容中の男性死亡=愛知」 ・2020年10月14日・朝日新聞「入管に収容の男性死亡 /愛知県」

2019年6月・大村入管センター ナイジェリア人男性(40代) 

死因:餓死
死亡の状況:約3年7か月間収容。ハンスト後に餓死。
政府・入管当局:「対応が不相当であったと評価することは困難」
・法相会見(2019年7月2日)「大村入国管理センターにおけるナイジェリア人男性の死亡に関する質疑について」
入管庁(2019年10月1日)「大村入国管理センター被収容者死亡事案に関する調査報告」
法相閣議後記者懇談会の概要(2019年10月4日)
国会・国会議員: 初鹿明博議員(立憲民主・衆)「大村入国管理センターで長期間収容されていたナイジェリア人男性の飢餓死に関する質問に対する答弁書」(2019年10月25日) 市民社会: 福岡難民弁護団(2019年6月27日)「大村入国管理センターでのナイジェリア人の死亡事故についての声明」 関連報道: 2019年6月25日・NHK「大村入管センターで収容者が死亡」 
2019年6月25日・西日本新聞「大村入管センター収容中の男性死亡 40代ナイジェリア人」 2019年6月26日・毎日新聞「大村入管 男性が死亡 収容から3年 /長崎」  2019年6月26日・毎日新聞「牛久の入管施設で27人がハンスト、大村ではナイジェリア人が死亡」  2019年7月8日・毎日新聞「(特集ワイド)入国管理センターで収容者死亡 病状悪化も「放置」なぜ」 2019年7月18日・西日本新聞「サニーさんの死なぜ 大村入管のナイジェリア人 収容3年7ヵ月」 2020年1月18日・東洋経済「不法入国者が収容される現場の「壮絶な実態」:収容期間は長い人で4年超、医療面での問題も」2020年5月3日・東京新聞「<牛久入管で何が…長期収容される外国人> (1)自傷、精神病む人 続出」
2020年5月4日・東京新聞「<牛久入管で何が…長期収容される外国人> (2)現場混乱、職員も苦悩」
参照:
RDTO: 「大村入国管理センター被収容者死亡事案に関する調査報告書」の検討-大橋毅(弁護士)

2018年11月・福岡入国管理局 中国人男性(60代)

2018年4月・東日本入管センター インド人男性(30代) 

死因:自殺
死亡の状況:
政府・入管当局:
平成30年4月20日付け法務省管警第83号法務省入国管理局警備課長通知「被収容者の動静監視の徹底及び心情把握の強化について」(全難連開示行政文書)
平成30年5月18日付け法務省管警第103号法務省入国管理局警備課長指示「開放処遇中における収容場内の動しよう強化等について」(全難連開示行政文書)
市民社会:
関弁連(2019年1月15日)「入国管理局による外国人収容問題に関する意見書」
関連報道: 2018年4月13日・NHK「入国管理センターでインド人死亡」
2018年4月13日・Reuters「Indian man dies in Japanese immigration detention center in apparent suicide」  2018年4月17日・ANN「国外退去の外国人がハンスト 収容者“自殺”影響か」  2018年4月25日・弁護士ドットコム「⼊管施設の死亡事案、2007年以降で13件 「収容者がモノ扱い」の批判も」 2018年5月3日・東京新聞「【茨城】収容者⾃殺などで⼊管に是正申し⼊れ ⽜久、市⺠団体」 2018年5月17日・AFP「⽜久⼊管収容所で印⼈男性⾃殺、⻑期収容など懸念再燃」 2018年5月25日・選挙ウォッチャーちだい/Habor Business Online「相次ぐ外国⼈収容者の死。⽜久の東⽇本⼊国管理センターで何が起きているか」  2018年5月28日・毎日新聞「外国人収容者、相次ぐ自殺未遂 人権軽視の入管行政 拘束、仮放免 独自で判断」  2018年6月16日・西日本新聞「「死にたいほど苦しい」外国人、長期収容の実態 入国管理局、就労拡大の陰で インド人男性自殺の「悲劇」も」
2018年9月23日・朝日新聞「「インド戻れば殺される」入管に長期収容、命絶った男性」 
2020年5月3日・東京新聞「<牛久入管で何が…長期収容される外国人> (1)自傷、精神病む人 続出」

2017年3月・東日本入管センター ベトナム人男性(40代) 

死因:くも膜下出血
死亡の状況:「収容当初から体の痛みの訴え3月17日には口から泡と血を吐き失神する症状が出るも病院で治療を受けられず、21日には入管内で医師による治療を受けたが、胸部のレントゲン撮影、痛み止め、湿布剤が出されるにとどまった。24日も朝から痛みを訴えたが治療は受けられず、夜になると男性から反応がなくなり、男性が倒れていることに気づいた職員がAEDによる蘇生を行った。25日午前1時になってようやく救急車が到着し救急隊員により心肺蘇生が行われたが、すぐに死亡が確認された。」(ウィキペディア参照)
政府・入管当局: 平成30年3月5日付け法務省管警第46号法務省入国管理局長指示「被収容者の健康状態及び動静把握の徹底について」(全難連開示行政文書)
法務省入管(2017年11月)「東日本入国管理センター被収容者死亡事案に係る調査報告書」(会員提供資料)
関連報道: 2017年3月27日・Reuters「茨城県牛久市の入管収容所でベトナム人男性が死亡=関係者」2017年12月4日・共同通信「法務省「死亡予見は困難」 入管収容のベトナム人死亡で調査」 2017年12月5日・朝日新聞「入管収容中のベトナム人死亡 頭痛訴えるも専門検査なし」 

2014年11月・東京入管 スリランカ人男性(50代) 

死因:急性心筋梗塞
死亡の状況:2014年11月に羽田空港で収容。収容されてから10日目、胸の痛みを訴え治療を求めたが病院には搬送されず、数時間後に急性心筋梗塞により死亡
政府・入管当局:「重大な落ち度はなかった」
・平成26年12月11日付け法務省入国管理局警備課補佐官事務連絡「救命講習の実施及び医師に相談できる環境の整備について(依頼)」(全難連開示行政文書)平成27年3月付け法務省入国管理局「東京局におけるスリランカ人被収容者死亡事案に関する調査結果報告」[PDF・56KB](外部リンク:Thomson Reuters
平成27年7月7日付け東日本地区収容所等施設員会「被収容者に対する医療体制について(提言)」(全難連開示行政文書)平成27年12月9日付けメモ法務省入国管理局警備課執務参考資料「執務参考資料「被収容者の警備・護送業務上の事故事例集」」(全難連開示行政文書)
「事故事例の概要
 体調不良を訴えたスリランカ人男性に対し、同人の求めに応じて救急常備薬を投与した上、単独室に移室して経過観察した。
 同人は室内で横臥し過ごしていたが、その後、他の被収容者から同人が呼吸していない旨通報があり、看守勤務者が急行したところ、同人が心肺停止の状態にあったことから、直ちに救急出動を要摘するとともに、AED使用、胸部圧迫及び人工呼吸の救命猪置を講じたものの、その後、搬送先病院において死亡が確認された。
 じ後、同人の死因は、「急性心筋梗塞」と特定され、その解剖初見は、「糖尿病を基盤とした心臓の冠状動脈硬化病変が進行し、急性心筋梗塞で死亡したものと考えられる。」旨であった。」
市民社会:
東京弁護士会(2014年12月4日)「東京入国管理局における被収容者死亡事件に関する会長声明」
千葉県弁護士会(2015年1月22日)「東京入国管理局における被収容者死亡事件の再発防止を求める会長声明」
関連報道: 2016年3月9日・Reuters「特別リポート:ニクラスはなぜ死んだか、入管収容所の現実」 

2014年3月・東日本入管センター カメルーン人男性(40代) 

死因:病死
死亡の状況:「2014年3月30日、茨城県牛久市の入管収容所に収容中のカメルーン人男性が、大声で「死にそうだ」と訴えながら放置され、死に至った事件。」(Call4「カメルーン人男性死亡事件国賠訴訟」より)
政府・入管当局:
平成26年4月4日付け東日本地区入国者収容所等視察委員会委員長発出文書「情報提供の依頼について」(全難連開示行政文書)
法相会見(2014年4月11日)「入国管理の問題に関する質疑について」平成26年4月22日付け東日本地区入国者収容所等視察委員会事務局長事務連絡「被収容者の死亡事案に係る情報提供について(報告)」(全難連開示行政文書)平成26年5月8日付け東京入国管埋局総務課起案文書「東京新聞特別報道部からの取材依頼に係る回答(案)について」 (全難連開示行政文書) 法務省入管(2014年9月2日)「東日本入国管理センターにおける被収容者死亡事案に関する報告書」[PDF・2.7MB](外部リンク:Call4
平成26年10月22日付け東京入国管理局総務課起案文書「被収容者の人命に関わる事案が発生した場合における報告書式の作成について」(全難連開示行政文書)
平成27年12月9日付けメモ法務省入国管理局警備課執務参考資料「執務参考資料「被収容者の警備・護送業務上の事故事例集」」 (全難連開示行政文書)
「事故事例の概要
 副看守責任者が休養室に収容中のカメルーン人男性が意議、呼吸がない状態であることを発見したため、直ちに救命措置を行い、救急搬送したが、搬送された病院で死亡が確認された。」 国会・国会議員: 浜田和幸議員(無所属・参)「ガーナ人強制送還死訴訟に関する質問主意書に対する答弁書」(2014年4月12日) 市民社会: 東京弁護士会(2014年4月23日)「東日本入国管理センターにおける2件の被収容者死亡事件に関する会長声明」第一東京弁護士会(2014年5月28日)「東日本入国管理センター被収容者の連続死亡事件に関する会長声明」群馬弁護士会(2014年5月28日)「東日本入国管理センターにおける被収容者2名の死亡事件に関する会長声明 」
関弁連(2014年9月26日)「東日本入国管理センター被収容者の連続死亡事件に関する決議(平成26年度 決議2)」 関連報道: 2014年3月31日・毎日新聞「入管センター収容 外国人2人死亡」2014年3月31日・The New Classic「入管に収容されている男性が相次いで死亡:牛久入国管理センターとは?」 2014年3月31日・産経新聞「収容のカメルーン人男性が死亡 東日本入国管理センター」 2017年11月4日・松田隆「入管施設でカメルーン人体調悪化、放置され死亡…難民問題、司法が最後の砦になれるか」 
2020年5月6日・東京新聞「<牛久入管で何が…長期収容される外国人> (3) 医療届かず 放置で死亡」
2022年1月13日・毎日新聞 特集ワイド「収容死の責任「言い逃れ」と怒り 「入管は何も変わらない」 犠牲重ねる司法軽視」
参照:

Call4 カメルーン人男性死亡事件国賠訴訟

2014年3月・東日本入管センター イラン人男性(30代) 

死因:低酸素性脳症
死亡の状況:⼣飯を⾷べていたところ、誤って⾷べ物を喉につまらせ、低酸素性脳症になって死亡
政府・入管当局:
平成26年4月4日付け東日本地区入国者収容所等視察委員会委員長発出文書「情報提供の依頼について」(全難連開示行政文書) 
法相会見(2014年4月11日)「入国管理の問題に関する質疑について」
平成26年4月22日付け東日本地区入国者収容所等視察委員会事務局長事務連絡「被収容者の死亡事案に係る情報提供について(報告)」(全難連開示行政文書)
平成26年5月8日付け東京入国管埋局総務課起案文書「東京新聞特別報道部からの取材依頼に係る回答(案)について」 (全難連開示行政文書)
平成26年10月22日付け東京入国管理局総務課起案文書「被収容者の人命に関わる事案が発生した場合における報告書式の作成について」(全難連開示行政文書)
平成27年12月9日付けメモ法務省入国管理局警備課執務参考資料「執務参考資料「被収容者の警備・護送業務上の事故事例集」」 (全難連開示行政文書)
「事故事例の概要
 イラン人男性が官給食をのどに詰まらせて窒息し、意識不明となったことから、 救急車の出動を要請するとともに胸部圧迫及び腹部突き上げ等の応急指置を施したが、搬送先の病院で死亡が確認された。」 国会・国会議員:
浜田和幸議員(無所属・参)「ガーナ人強制送還死訴訟に関する質問主意書に対する答弁書」(2014年4月12日) 市民社会: 東京弁護士会(2014年4月23日)「東日本入国管理センターにおける2件の被収容者死亡事件に関する会長声明」第一東京弁護士会(2014年5月28日)「東日本入国管理センター被収容者の連続死亡事件に関する会長声明」群馬弁護士会(2014年5月28日)「東日本入国管理センターにおける被収容者2名の死亡事件に関する会長声明 」
関弁連(2014年9月26日)「東日本入国管理センター被収容者の連続死亡事件に関する決議(平成26年度 決議2)」 関連報道: 2014年3月31日・毎日新聞「入管センター収容 外国人2人死亡」2014年3月31日・The New Classic「入管に収容されている男性が相次いで死亡:牛久入国管理センターとは?」
2014年3月31日・産経新聞「収容のカメルーン人男性が死亡 東日本入国管理センター」 2014年3月31日・読売新聞「弁当を食べ苦しみだし、収容中のイラン人死亡」

2013年10月・東京入管 ミャンマー人男性(50代) 

死因:くも膜下出血
状況:9日に再収容された際に倒れ、独居房で収容され、意識不明を確認してから約1時間後に救急要請し、同日に病院に搬送先されたが、14日にくも膜下出血で死亡した。
政府・入管当局:
平成27年12月9日付けメモ法務省入国管理局警備課執務参考資料「執務参考資料「被収容者の警備・護送業務上の事故事例集」」  (全難連開示行政文書)
「事故事例の概要
 退令仮放免取消しにより、退令執行したミャンマ一人男性を収容したが、収容に先立ち同人は、「『胃潰瘍』により通院の上投薬処方を受けているが、他に持病はない。」旨述べたものの、その際のバイタルが、「体温35.9度、血圧194-97mmHg、脈拍96回/分」であったので、改めて高血圧による病歴や頭痛の有無を確認したが、同人は「大丈夫。」と述べるにとどまり、その後、再度血圧測定した結果、「147/83mmHg、脈拍81回/分」であった。
 収容後、インターフォンにより同室者の急を知らせる呼び出しを受け、看守勤務者が急行したところ、同人が吐瀉
し、横臥したまま苦しげな呼吸をして、呼びかけに応答しない状態であったので、直ちに他の職員の応援を求めるとともに、血圧・脈拍測定を実施したところ、「血庄242-111mmHg、脈拍84回/分」であったことから容態観察することとしたが、同人が再度吐瀉したことから、単独室に移室の上容態観察を継続しつつ、当局嘱託医の助言を求め、救急車の出動を要請した。
 病院に到着し、受信の結果、脳動脈瘤破裂による「くも膜下出」の診断を受け、 緊急入院(無警備)したが、その後、同人は死亡した。」
平成28年1月5日付け東京入国管理局総務課起案文書「前年度東日本地区入国者収容所等視察委員会の意見に対する措置等報告書」
関連報道: 2013年10月15日・時事通信「収容のミャンマー人男性死亡=強制退去前、病死か―東京入管」 2013年11月8日・週刊金曜日「ロヒンギャ男性がくも膜下出血で—入管収容直後に急死」

2010年12月・東京入管 フィリピン人女性(50代) 

死因:急性心筋梗塞
状況:
政府・入管当局:
状況:政府・入管当局:
平成27年12月9日付けメモ法務省入国管理局警備課執務参考資料「執務参考資料「被収容者の警備・護送業務上の事故事例集」」 (全難連開示行政文書)
「事故事例の概要

 摘発により収容したフィリピン人女性が、胸痛を訴えたことから、庁内診療を実施したところ、早期に外部病院を受診の指示を受け、翌日、外部の病院に連行した結果、「急性心筋梗塞」の診断を受け即日入院し、以後、ICUにおいて治療が縦続されたものの、後日、「急性心筋梗塞」により死亡した。」

2010年4月・東京入管 フィリピン人女性(50代) 

死因:不明
状況:
政府・入管当局:
平成27年12月9日付けメモ法務省入国管理局警備課執務参考資料「執務参考資料「被収容者の警備・護送業務上の事故事例集」」 (全難連開示行政文書)
「事故事例の概要

 フィリピン人女性が嘔吐しながら畳の上に倒れ込んでいる状況を確認したので、 直ちに看守勤務者が入室の上、同人の容態を確認した結果、呼吸が止まり、脈が乱れていたことから、吐潟物を除去し、心肺蘇生措置を行うとともに、救急車の出動を要請した。
 その後、救急搬送の上、救命措置がとられたが、同日、搬送先病院において同人の死亡が確認された。」

2010年4月・東日本入管センター 韓国人男性(40代) 

死因:自殺
死亡の状況:シャワー室で首を吊って自殺
政府・入管当局:
平成22年5月11日付け法務省入国管理局警備課長事務連絡「被収容者の死亡事故の発生に伴う同種事案の再発防止の徹底について(通知)」(全難連開示行政文書)
平成27年12月9日付けメモ法務省入国管理局警備課執務参考資料「執務参考資料「被収容者の警備・護送業務上の事故事例集」」 (全難連開示行政文書)
「事故事例の概要
 看守勤務者が施錠作業中、不開示呼びかけに応じない者がいるのに気づき、扉を開けたところ、韓国人男性が不開示〕縊首しているのを発見した。
 他職員の応援を得て直ちに床におろし、胸部圧迫及び人工呼吸を開始するとともに、救急出動を要請、到着した救急隊が蘇生措置を行いつつ病院へ搬送したが、搬送先の病院において死亡が確認された。」 関連報道: 2010年4月10日・読売新聞「入管収容中の韓国人男性死亡、自殺か」 2010年4月10日・朝日新聞「茨城の入国管理センター、収容者が自殺か 今年2件目」2010年4月10日・時事通信「不法残留の韓国人男性自殺=東日本入国管理センター—茨城」

2010年3月・送還中 ガーナ人男性(40代) 

2010年2月・東日本入管センター ブラジル人男性(20代) 

死因:自殺
死亡の状況:部屋の掃除に使うビニール袋のゴミ袋を折りたたんで紐状にし、⾸を吊って⾃殺
政府・入管当局:
平成22年2月9日付け法務省入国管理局警備課補佐官事務連絡「被収容者の死亡事故に係る再発防止について」(全難連開示行政文書)
平成22年3月10日法務省管警第36号法務省入国管理局長通知「被収容者の自損事故の発生防止について」(全難連開示行政文書)
平成27年12月9日付けメモ法務省入国管理局警備課執務参考資料「執務参考資料「被収容者の警備・護送業務上の事故事例集」」 (全難連開示行政文書)
「事故事例の概要
 ブラジル人男性が「収容生活に耐えられない」との書き置きを残し、不開示
縊首しているのを他の被収容者の通報で発見した。
 直ちに職員が入室し、究明措置を施したが反応はなく、救急出動を要請、到着した救急隊員によって鍛送されたが、搬送先の病院において死亡が確認された。」
関連報道: 2010年4月4日・茨城新聞「入管で自殺の日系ブラジル人、出国なら「戻れない」」

2009年3月・東京入管 中国人男性(30代) 

死因:自殺
死亡の状況:首を吊って自殺
政府・入管当局:
平成21年4月23日付け法務省入国管理局警備課警備指導官事務連絡「被収容者の死亡事故発生に伴う同種事故の再発防止の徹底について(通知))」(全難連開示行政文書)
平成21年6月9日付け法務省入国管理局警備課補佐官事務連絡「被収容者の死亡事故の再発防止に係る速やかな改善について」(全難連開示行政文書)
平成27年12月9日付けメモ法務省入国管理局警備課執務参考資料「執務参考資料「被収容者の警備・護送業務上の事故事例集」」 (全難連開示行政文書)
「事故事例の概要
 中国人男性は、[不開示]に巻き付け自損行為に及んだ。
 同人の異変に気付いた看守勤務者が容態を確認した結果、心肺停止状態にあったため、直ちに救命指置をとるとともに、外部病院に救急搬送したところ、病院における救命治療により、一旦、蘇生したものの、翌日未明に医師が死亡を確認した。」

2008年1月・西日本入管センター インド人男性(20代) 

死因:自殺
死亡の状況:首を吊って自殺
政府・入管当局:
平成27年12月9日付けメモ法務省入国管理局警備課執務参考資料「執務参考資料「被収容者の警備・護送業務上の事故事例集」」  (全難連開示行政文書)
「事故事例の概要
 帰国希望に翻意し、送還予定であったインド人男性は、不開示首つり自殺を図り、他の被収容者が発見、看守勤務者に通報したため、直ちに看守勤務者が救命措置を執ったものの、救急搬送の病院で死亡が確認された。」
関連報道:
・2008年1月4日・毎日新聞「<入管センター>収容のインド人自殺 送還悲しむ遺書 大阪」
参照:
入国管理局における死亡事件(1997-2018.4) : Pinkydragon ~ SYI (収容者友人有志一同: Immigration Detainee's Friends) Blog ~ (exblog.jp)

2007年2月・東京入管 ガーナ人男性(50代) 

死因:肺炎
死亡の状況:
政府・入管当局:
平成19年6月4日付け法務省管警第131号法務省入国管理局警備課長通知「被収容者の健康状態の管理について」(全難連開示行政文書)
平成27年12月9日付けメモ法務省入国管理局警備課執務参考資料「執務参考資料「被収容者の警備・護送業務上の事故事例集」」 (全難連開示行政文書)
「事故事例の概要
 「高血圧、アレルギー性鼻炎及び左足関節痛」により投薬治療中との引継ぎを受け、身柄受領したガーナ人男性は、入所後も投薬治療を継続していたところ、喉の痛みを訴えたので、庁内診療を受診させた結果、「咳及び不眠」と診断され、引き続き投薬治療を継続した。
 しかし、受診2日後、同室者から、「ガーナ人の咳がひどく、大量の汗をかいて苦しがっている。」との連絡があったが、意識もあり、血圧も正常値であったので経過観察していたところ、その2時間後に意識が朦朧となったため、救急搬送した結果、「重症肺炎による急性呼吸器不全」と診断され即日入院した。
 同人は、その後、炎症が肺全体に広がり、人工呼吸器を付けても十分な呼吸ができなくなり、入院4日後、「肺炎」により死亡した。」

2006年12月・東京入管 ナイジェリア人男性 

死因:エイズ
死亡の状況:

政府・入管当局:

平成27年12月9日付けメモ法務省入国管理局警備課執務参考資料「執務参考資料「被収容者の警備・護送業務上の事故事例集」」 (全難連開示行政文書)
「事故事例の概要
 「通院先病院の診察によると、脳内に寄生虫が存在し、緊急性はないものの、いずれ除去手術を行う必要がある。」旨の引継ぎを受け、身柄受領したナイジエリア人男性は、収容3日目になって呼びかけに応じることがなくなり、さらに、トイレの便器で座ったまま長時間居眠りをするなど明らかに異常な状況を示し始めた。
 さらに、収容6日目の夕刻には失禁したまま眠り続け自力歩行できない状態になったことから外部病院連行の上、検査を実施した結果、「脳腫瘍及び脳浮腫」と診断され、生命に危険があるとして、直ちに腫瘍摘出手術を受け、同手術は成功した。
 しかしながら、その後、HlV感染症からエイズを発症し、そのため、脳内にトキソプラズマというバクテリアが入り込み、「トキソプラズマ症」を起こし、入所11日目に同院で死亡した。」
参照:
入国管理局における死亡事件(1997-2018.4) : Pinkydragon ~ SYI (収容者友人有志一同: Immigration Detainee's Friends) Blog ~ (exblog.jp)

2001年10月・西日本入管センター ベトナム人男性(インドシナ難民) 

死因:自殺
死亡の状況: 首を吊って自殺
政府・入管当局:
平成27年12月9日付けメモ法務省入国管理局警備課執務参考資料「執務参考資料「被収容者の警備・護送業務上の事故事例集」」 (全難連開示行政文書)
「事故事例の概要
 元定住錐民のベトナム人男性は、深夜、不開示
首を吊っているのを看守勤務者が発見した。発見時、既に意識や呼吸はない状態で、直ちに救急車の出動を要織するとともに、救急車到着までの間、職員によるマウスツウマウス、心臓マッサージの蘇生術を行い、病院に搬送された後も、集中治療室において、人工蘇生措置が施されて、一旦は心肺機能は回復したものの、その後、意識不明の状態が続き、翌日、死亡が確認された。同人は当センター収容後、室者と喧嘩騒ぎを起こしては単独室に移されるなど、共同生活不適応者であったが、事故以前にも不開示〕首吊り行為に及ぼうとし、この時には看守勤務者に察知され、未遂に終わっているなど、自殺未遂による隔離8日間となった経緯があった。なお、遺書等がなく、自殺理由は判然としな いが、日本での将来に希望がなく、ベトナムへの帰国を希望していたものの、旅券申請しても一向に旅券が発給されず,帰国目処が立たないことから先行きを悲観し、突発的に自殺に及んだものと観測された。」
参照:
入国管理局における死亡事件(1997-2018.4) : Pinkydragon ~ SYI (収容者友人有志一同: Immigration Detainee's Friends) Blog ~ (exblog.jp)

1997年8月・東京入管第二庁舎 イラン人男性(20代) 

死因:不明
死亡の状況:
不明(職員による暴行致死の疑い)

政府・入管当局:

平成27年12月9日付けメモ法務省入国管理局警備課執務参考資料「執務参考資料「被収容者の警備・護送業務上の事故事例集」」 (全難連開示行政文書)
「事故事例の概要
 未明、収容場内でイラン人男性が大声でわめくなどして規則に違反したことから、宥守勤務者が静かにするよう説得したものの、同人は、これを聞き入れず、看守勤務者に暴行を加えたため、同人を隔離室に連行したところ、同居室内において、自ら[不開示]。
 その後、呼吸困難び意識不明の状態に陥ったので、看守勤務者が応急措置を執るとともに、救急車の出動を要請し、病院に織送の上、治療を施したが、約8時間後に同イラン人は病院で死亡が確認された。」


関連報道:
・2003年6月19日・毎日新聞「イラン人暴行死の入管8職員 「不起訴は不当」議決」 東京第1検察審査会」

参照:

・児玉晃一弁護士作成資料「入管収容場死亡事件」(2006年4月29日)
「入菅側の主張
 ‐暴行はしていない
 ‐被害者が暴れたので制圧した
 ‐革手錠、金属手錠を施し、脚を毛布で巻いてロープで縛り、手錠に通した。
 ‐大人しくなったので、仰向けにした。
 ‐上体を起こし、ロープを外そうとした。
 ‐突然、エビぞりになって飛び上がり、頭頂部を強打した。

 2002/2/26 判決(下田文夫裁判長)
 ‐暴行の事実は認められない。
 ‐エビぞりになって跳ね上がるとは、誰も予測できない。
 →そこまで予測できない以上、安全配慮義務違反もない。建物の構造上も、そんな事態まで想定して安全性を確保しなくて良い。」

入国管理局における死亡事件(1997-2018.4) : Pinkydragon ~ SYI (収容者友人有志一同: Immigration Detainee's Friends) Blog ~ (exblog.jp)

日付不詳・ベトナム人男性 

死因:頭蓋骨骨折、外傷性くも膜下出血、ほか
死亡の状況:

政府・入管当局:

平成27年12月9日付けメモ法務省入国管理局警備課執務参考資料「執務参考資料「被収容者の警備・護送業務上の事故事例集」」 (全難連開示行政文書)
「事故事例の概要

 ベトナム人男性は、居室内のトイレ付近で転倒し、意識不明となったことから、救急車により病院に搬送され、「頭蓋骨骨折」、「外傷性くも膜下出血」等の診断を受け、緊急手術が施されたが死亡した。
 同人が転倒時には、開放処遇中に居室内に本人が1人だけであったため、目撃者が皆無であり、転倒の原因は不明であった。その後、警察による検視、司法解剖の手続が執られ、職員からの事情聴取も行われたが、検死の結果では、「後頭部打撲による頭蓋骨骨折が直接の原因」と推定されたものの、転倒の原因については不明のままであった。

日付不詳・ベトナム人乳児 

死因:誤嚥による窒息死
死亡の状況:

政府・入管当局:
平成27年12月9日付けメモ法務省入国管理局警備課執務参考資料「執務参考資料「被収容者の警備・護送業務上の事故事例集」」 (全難連開示行政文書)
「事故事例の概要

 生後7か月のベトナム人乳児がミルクを気管支に詰まらせ顔面蒼白の状態に陥り、救急搬送したが、同日、 ミルク誤嚥の窒息により死亡が確認された。翌日、出棺の際、当方が強制して父親から火葬許可申請書に指印を採ったとのデマが流れ、ベトナム人女子棟の4居室6か所から放火と思われる出火があり、居室ベニア壁が焼け焦げ、約100枚の毛布が使用不能となった。」

日付不詳・イラン人男性 

死因:動脈瘤破裂による脳内出血
死亡の状況:
政府・入管当局:

平成27年12月9日付けメモ法務省入国管理局警備課執務参考資料「執務参考資料「被収容者の警備・護送業務上の事故事例集」」 (全難連開示行政文書)
「事故事例の概要
 イラン人男性が日朝点呼時に体調不良を訴えていたため、同日嘱託医の診療を受けさせることとしていたところ、午前10時過ぎ、居室内において泡を吹いて失神している状態で発見され、病院に搬送した結果、動脈瘤破裂による脳内出血をおこしていることが判明した。
 救急搬送、意識不明の危篤状態が続いていたが、その後脳死と診断された。」

 

被入管収容者の死亡および自殺未遂/自傷行為

死亡した者の数 自殺未遂/自傷行為をした者の数
2021 1人 (不明)
2020 1人 68人〔注3〕
2019 1人(飢餓死) 65人〔注3〕
2018 2人(うち1人は自死) 43人〔注3〕
2017 1人 44人〔注2〕
2016 なし 30人〔注2〕
2015 なし 51人〔注2〕
2014 3人 59人〔注2〕
2013 1人 40人〔注2〕
2012 なし 41人〔注2〕
2011 なし 40人〔注2〕
2010 4人(うち2人は自死)〔注1〕 45人〔注2〕
2009 1人(自死) (不明)
2008 1人(自死) (不明)
2007 1人 31人
2006 1人 (不明)

注1:このほか送還中に死亡した者が1人いる。
注2:自傷行為を行った人数として計上されているもの。
注3:自損を理由とした隔離件数として計上されているもの。

参考:移住連省庁交渉データ;福島みずほ議員ウェブ「難民認定申請、在留許可等の人数について(入管庁によるデータ開示) 」