法相会見(2022年11月22日)東京入管被収容者自殺事案

法務大臣閣議後記者会見の概要「東京入管被収容者自殺事案に関する質疑について」(2022年11月22日)(外部リンク:法務省ウェブ

東京入管被収容者自殺事案に関する質疑について 

【記者】
 先週、東京の入管施設でイタリア人の男性が自殺されたとみられています。2007年以降、日本の入管施設で18人が亡くなっています。今回の受け止めと、なぜこのようなことが起こったのか、それから対策を考えていらっしゃることがあればお伺いします。

【大臣】
 東京出入国在留管理局において10月25日から収容中だった50代のイタリア人男性が、11月18日の朝、急きょ搬送先の病院で亡くなられました。状況に照らし自殺と考えられるというのが現時点でありますけれども、まずは入管庁において、死亡に至る経緯の確認を含め、適切に対処していくということが大事だと思っていますので、私の今の時点の考えとしては、まず事実関係をしっかりと確認して、そして適切に対応するよう指示したところですので、今、それ以上のコメントは差し控えさせていただきたいと思っています。

【記者】
 関連ですが、こちらの取材によりますと、彼自身2020年からホームレスということと、2018年から精神病を患っていたというお話も聞いています。収容に際して、ウィシュマさんのときと同様、いわゆる精神状態、心身の健康に不安がないのかという点で、収容よりも先に、病院や外部の機関にしばらく預けるといった選択をやはりすべきだったのではないかという声が出ています。その点についてお伺いします。

【大臣】
 繰り返しになって恐縮ですけれど、今、入管庁において、死亡に至る経緯の確認を含めて行っているところですので、事実関係をしっかり確認した上で、適切に判断していきたいと考えています。

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