入管資料(2002年2月1日)法務省入管局「平成13年における難民認定者数等について」

法務省入国管理局「平成13年における難民認定者数等について」(2002年2月1日) ※リンク切れ

平成14年2月1日
担当:法務省入国管理局

平成13年における難民認定者数等について
 平成13年に我が国において難民認定申請を行った者は,353人であり,前年に比べると137人増加した。平成13年に我が国において難民と認定された者は26人(異議の申出において認定された2人を含む。)である。
申請について国籍別にみてみると,主な出身国は,トルコ,アフガニスタン,パキスタン,ミャンマー,イランの順となっている。また,難民と認定された者の主な出身国はミャンマー,イラン,アフガニスタンの順となっている。
また,これまで難民と認定されなかったものの,人道的な理由から特に在留を認められた者は67人であり,難民と認定された者と併せると合計93人になる。
 平成13年における難民認定申請及び処理状況は,次のとおりである。
難民認定申請数は,前年に比べると137人増加し,前年比約1.6倍となる353人,処理数は368人となった。また,その内訳は,認定24人,不認定316人,申請取下げ28人であった。このほかに,不認定に対する異議の申出案件のうち,2人が難民と認定されている。
本年は特にトルコ人及びアフガニスタン人からの申請数の増加が顕著であり,両者で申請数全体の約57パーセントを占めた。
難民認定された者は,年間としてみれば,難民認定制度発足(昭和57年1月)当初の3年間を除けば過去最高となる26人(異議の申出において認定された2人を含む。)となった。
また,これまでに難民と認定されなかったものの,平成13年において,人道的な理由から特に在留を認められた者は67人であり,これに認定された26人を加えたものが実質的に庇護を与えた者であり,合計93人に上る。
なお,難民認定申請数は,難民認定制度が発足した昭和57年を除き,平成7年までは年間50人前後で推移していたが,平成13年においては初めて年間300人を超えた。
 過去20年間における難民認定申請の処理状況
難民認定制度が発足した昭和57年1月から平成13年12月末までの20年間における難民認定申請の処理状況についてみると,申請2,532人,認定291人(不認定に対する異議の申出において認定された者7人を含む。),不認定1,714人(不認定に対する異議の申出において認定された者7人を除く。),取下げ340人となっており,全体を通しての認定率は14.5%となっている。

難民認定申請及び処理数の推移

平成13年12月31日 (注1)平成7年,10年,11年及び13年の認定のカッコ内は,異議申出の結果認定された件数であり,外数として計上されている。
年   別 申 請 数 処       理       数 未処理数
認   定 不 認 定 取 下 げ
昭和57年 530 67( ) 40 59 364
  58年 44 63( ) 177 23 145
  59年 62 31( ) 114 18 44
  60年 29 10( ) 28 7 28
  61年 54 3( ) 5 5 69
  62年 48 6( ) 35 11 65
  63年 47 12( ) 62 7 31
平成元年 50 2( ) 23 7 49
  2年 32 2( ) 31 4 44
  3年 42 1( ) 13 5 67
  4年 68 3( ) 40 2 90
  5年 50 6( ) 33 16 85
  6年 73 1( ) 41 9 107
  7年 52 1( 1) 32 24 102
  8年 147 1( ) 43 6 199
  9年 242 1( ) 80 27 333
 10年 133 15( 1) 293 41 117
 11年 260 13( 3) 177 16 171
 12年 216 22( ) 138 25 202
 13年 353 24( 2) 316 28 187
合  計 2,532 284( 7) 1,721 340 187

 

プレスリリースへ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。