法相会見(2023年9月12日)改正入管法成立の振り返り等

法務大臣閣議後記者会見の概要 令和5年9月12日(火)(外部リンク:法務省ウェブ


改正入管法成立の振り返り等に関する質疑について 

【記者】
 今、「当たり前のことを」というふうにおっしゃったのですけれども、大臣の任期中には、今年の通常国会で、過去に一度廃案となった改正入管法が成立しています。今、改めて振り返って、どのような思いで法改正に向けた国会審議に臨まれたのか、また、今後の施行に向けてどのようなことに期待されるか、大臣のお考えをお聞かせください。

【大臣】
 常々申し上げていることでありますけれども、私は今日、国境を越えた社会活動、経済活動が活発になってきていますし、同時に、我が国の人口も今後大きく減少していく中で、我が国において外国人の方々との共生社会を実現していくということは、極めて重要な時代の要請だと思っています。
 そのためには、日本人と外国人が信頼関係で結ばれて、共に手を携えて共生社会を作っていくということが極めて大事だと思っています。日本に在留する外国人に、不法滞在や重大な前科がある、そういう外国人が増え続けますと、日本人が外国人を不信の目で見るようになってしまうということを、私は共生社会の実現を阻害するものとして何としても防がなければならないというふうに思っています。
 そういう意味では、改正入管法は、ルールに違反した者には厳正に対処すると同時に、保護すべき者は確実に保護するという意味で、こういった共生社会を実現するに当たっての基盤を作る重要な制度改正だと思っていますので、これから施行、そして運用という局面に入っていくわけでありますが、今、私が申し上げたような日本人と外国人が信頼しながら共に共生社会を作っていくということがしっかりと確保されるように運用していかなければならないと心しているところであります。


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