【2021年難民10大ニュース】2日目 アフガニスタン問題

大晦日まで、全難連が選ぶ2021年難民10大ニュースをカウントダウン形式で発表しています。

9. アフガニスタン問題

 タリバンがアフガニスタンの首都カブールを制圧した以降、日本に関係のある多くのアフガニスタンの人々が日本への退避を求めたり、日本での庇護を希望している状況にある。

 数百人の日本大使館やJICAで勤務していた職員らが日本政府の支援で日本に退避したとされているが、元留学生や日本で難民認定を受けた者の家族などについては、アフガニスタンからの出国が困難であったり、査証が発給されないなどの事情により、退避ができないまま危険に直面している。

 一方、日本に在留しているアフガニスタン人について、入管庁は、本人の意思に反して送還をすることはしないとしながらも、在留許可については判断を適切に行うと述べるにとどまっており、不安な日々を送らざるを得ない状況に置かれている。

 また、2021年11月時点で国内避難民は60万人を超え、1900万人が飢餓状態に陥っている。

【参考情報】

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