入管資料(2001年2月2日)法務省入管局「平成12年における難民認定者数等について」

法務省入国管理局「平成12年における難民認定者数等について」(2001年2月2日) ※リンク切れ

平成13年2月2日
担当:法務省入国管理局

平成12年における難民認定者数等について
 平成12年に我が国において難民として認定された者は22名であり,同年における難民認定率は,約14%となった。
また,平成12年において,難民とは認定されなかったものの,その申立てに対する判断を含め人道的な理由から在留を認められた者は31名であり,難民認定された者と在留を認められた者の合計は53名となるので,難民認定申請処理件数に占める割合は,約33%となった。

 平成12年における難民認定申請及び処理状況は,次のとおりである。
難民認定申請者数は,前年に続いて200名を超え216名で,難民認定申請案件の処理人員は,185名であり,その内訳は,難民認定22名,不認定138名,申請取下げ25名である。
難民認定された者は,年間として見れば,難民認定制度発足(昭和57年1月)当初の3年間を除き過去最高の22名となり,難民認定率は約14%となった。
さらに,難民認定申請を行い,難民とは認定されなかった138名のうち,その申立てに対する判断を含め人道的な理由から特に我が国での在留について配慮されて在留が認められた者は,31名であるので,難民認定された者と人道的な理由から在留が認められた者を併せた数は53名となった。
なお,難民認定申請者数は,難民認定制度が発足した昭和57年を除き,平成7年までは年間50名前後で推移していたが,平成8年以降申請者が増加し,年間100名を超え,平成11年には260名を数えた。


 難民認定制度発足(昭和57年1月)以来平成12年末現在の処理状況
 申請2,179名,認定265名(難民不認定に対する異議の申出において難民と認定された者5名を含む。),不認定1,400名(難民不認定に対する異議の申出において難民と認定された者5名を除く。),取下げ25名となっている。
 欧米主要国の1999年における難民認定率
 米国         38%
 英国         25%
 ドイツ        11%
 フランス       19%
 オランダ        3%
 スウェーデン      4%
 オーストラリア    23%
(UNHCR統計による。ただし,米国については,米国難民委員会統計による。)

難民認定申請及び処理数の推移

平成12年12月31日現在
年   別 申 請 数 処       理       数 未処理数
認   定 不 認 定 取 下 げ
昭和57年 530 67( ) 40 59 364
  58年 44 63( ) 177 23 145
  59年 62 31( ) 114 18 44
  60年 29 10( ) 28 7 28
  61年 54 3( ) 5 5 69
  62年 48 6( ) 35 11 65
  63年 47 12( ) 62 7 31
平成元年 50 2( ) 23 7 49
  2年 32 2( ) 31 4 44
  3年 42 1( ) 13 5 67
  4年 68 3( ) 40 2 90
  5年 50 6( ) 33 16 85
  6年 73 1( ) 41 9 107
  7年 52 1( 1) 32 24 102
  8年 147 1( ) 43 6 199
  9年 242 1( ) 80 27 333
 10年 133 15( 1) 293 41 117
 11年 260 13( 3) 177 16 171
 12年(12月) 216 22( ) 138 25 202
合  計 2,179 260( 5) 1,405 312 202

(注)平成7年,10年及び11年の認定のカッコ内は,異議申出の結果認定された件数であり,外数として計上されている。

 

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