法務大臣閣議後記者会見の概要「東京入管における制止事案及び仮放免に関する質疑について」(2020年5月19日)
【記者】
昨日,野党議員が難民問題に関する議員懇談会を立ち上げた件でお伺いします。ヒアリングの中で,4月25日に東京入管で,長期収容が続き,仮放免を求めていた女性数人に対し,過剰な制圧があったということで,中には怪我をしたり,服が脱げてしまって下着姿をビデオに撮影された女性もいると聞いています。
収容が長期化している人がなかなか仮放免されなかったり,入管によって,かなりばらつきがあるようなのですが,それに対するアピールという側面があったと思います。
大臣は出入国在留管理庁長官との間で,4月25日の東京入管の件や全国の入管の仮放免の状況について,意見交換や実態調査の必要性などを話されたり,情報共有はされているのでしょうか。
【大臣】
出入国在留管理庁長官から必要な報告は受けております。
私はこの場でも何度も申し上げておりますとおり,この新型コロナウイルス感染拡大の状況下において,仮放免は積極的に運用するようにと指示をしており,結果も出ていると考えています。また,人権に配慮して適正な処遇を行うということも併せて強く指示しているところです。