【2022年難民10大ニュース】4日目 入管収容中のカメルーン国籍男性死亡事件の国家賠償判決

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7. 入管収容中のカメルーン国籍男性死亡事件の国家賠償判決

 2014年3月30日に東日本入国管理センターで死亡したカメルーン国籍男性の遺族が訴えた国家賠償請求訴訟で、9月16日、水戸地方裁判所は、救急車を呼ばなかったセンター職員らの注意義務違反を認め、165万円の賠償を命じた。「I’m Dying」と叫び、苦痛のあまりベッドから転落してしまった男性を、床に寝かせたまま翌朝まで放置し、死亡させてしまった責任を国が負うのは当然である。このような入管施設内の医療放置の根底には、被収容者に対する慢性的な差別意識があると考えざるを得ない。

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