大晦日まで、全難連が選ぶ2021年難民10大ニュースをカウントダウン形式で発表しています。
7. サッカーミャンマー代表選手の難民認定
サッカーのミャンマー代表選手が難民認定された。難民認定されたピエ・リアン・アウン選手は、5月のワールドカップ予選の日本戦で、ミャンマーのクーデターに対する抗議の意思を示す「3本指」を立てた。その後、難民認定申請を行い、申請後わずか2カ月ほどの8月に認定の結果が出た。この難民認定の結果は当然であるが、3本指を立てずともミャンマーに帰国して無事な者はどれだけいるだろうか。他のミャンマー出身者に対しても速やかな難民認定が求められる。
【参考情報】
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- 渡邉彰悟「ミャンマー出身難民申請者の保護のこれまでの経緯と現状 〜緊急避難措置の意義とその現実の運用等」(移住連『Mネット』218号(2021年10月号) 特集 ミャンマーの現在 民主化の行方と在日ミャンマー人の状況)
- 鈴木江理子「帰国できない、送還できない すべてのミャンマー人に人道的正規化を」(移住連『Mネット』218号(2021年10月号) 特集 ミャンマーの現在 民主化の行方と在日ミャンマー人の状況)
- 記事「ミャンマー代表選手を難民認定 母国のクーデターに抗議」朝日新聞(2021年8月20日)
- 記事「帰れぬロヒンギャ 難民認定に壁、不安定な生活強いられ」朝日新聞(2021年8月2日)
- 記事「国軍弾圧「帰ると命危ない」 ミャンマーの少数民族女性―難民の日」時事通信(2021年6月19日)
- 記事「難民申請意向のミャンマー選手 認定で調整 出入国在留管理庁」NHK(2021年6月18日)
- 記事「入管法改正におびえるミャンマー人女性 難民申請3回以上で送還対象に 「帰されたら捕まる」」 神田和則/47 News(2021年4月29日)
- 記事「「ミャンマーに送り返されれば死刑に」入管法改正案、市民が反対集会」西日本新聞/古川 幸太郎(2021年4月23日)