法相会見(2020年4月7日)新型コロナウイルス感染症対策に関する質疑について

法務大臣閣議後記者会見の概要「新型コロナウイルス感染症対策に関する質疑について」(2020年4月7日)


【記者】
  入管の収容施設の対応についてもお話がありましたが,入管の収容施設はもともと長期間の収容を前提としていない施設だと思います。
  今現在,長期間の収容がすごく問題になっているわけですが,帰国を希望する人であっても送還ができない状態があって,収容密度が高くなっている様子がうかがわれます。入管には仮放免の制度があるわけですが,このままの状態で収容を続けるのか,あるいは仮放免制度の柔軟な運用を指示することを検討することは考えているのでしょうか。

【大臣】
  今般の新型コロナウイルスの感染拡大の状況を受けて,感染予防の対策は最善を尽くしているということは聞いております。その上で,お尋ねの仮放免についてですが,従来から,被収容者の健康状態や,その他の情状等を総合的に考慮して,相当と認められる場合には,仮放免を活用しておりますので,今後も今までどおりの運用で,しっかり総合的に考慮して,制度を活用してまいりたいと思います。

【記者】
  今までどおりとおっしゃいましたが,緊急事態で一旦感染が広がると止まらないと思われます。入管の職員は今マスクやゴーグルをしていますが,この状態で長期間耐えられると大臣はお考えでしょうか。対応が全くないというのは良く分からないのですが。

【大臣】
  緊急事態宣言が発出されましたら,また対応を発表したいと思います。今現在については,感染拡大防止についての対策はしっかりと取っていると申し上げておきたいと思います。また,仮放免については,総合的に考慮し,現状をしっかり把握して活用してまいります。

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