在日ビルマ人難民申請弁護団
◆ 在日ビルマ人難民申請弁護団(ビル弁)とは?

2007年秋の僧侶が率いたデモへの弾圧や2008年5月のサイクロン被害で紙面をにぎわせたビルマは、1988年に民主化活動が弾圧され、以来、軍事政権による独裁政治が続いています。1990年にアウンサンスーチー氏率いる国民民主連盟(NLD)が議席の8割以上を獲得した後も、軍事政権は一向に政権を移譲せず、2003年には軍事政権の翼賛団体が遊説中のNLDを襲い、多数の死者を出すという事件も起きています。現在もアウンサンスーチーさんほかNLD幹部は自宅に軟禁され続け、多数の民主化活動家などが、拷問で悪名高いビルマの刑務所に勾留されています。また、少数民族は、今も強制労働、強姦などの危機にさらされています。 
 このような政治状況の下、ビルマからは、迫害の危険にさらされた民主化を願う活動家や少数民族が、軍事政権の弾圧から逃れるために日本に到着しています。現在、日本は、世界で最も活発なビルマ人の民主化活動の拠点の一つともなっています。

私たち在日ビルマ人難民申請弁護団は、このように迫害を受けるおそれから本国を逃れたビルマ人が、日本で保護を受け、また、迫害の待つ本国へ送還されることのないよう、1992年に結成され、難民認定申請や異議申立手続などの行政手続における支援や行政訴訟を行ってきました。当初は弁護団のメンバーは東京の弁護士のみでしたが、現在は、名古屋、大阪にもメンバーが広がっています。

1992年の設立以来、当弁護団が取り扱った難民申請者は約600名にものぼり、このうち約180人が難民認定、約260名が難民とは認められなかったものの人道配慮等による在留特別許可を得ています。また、2010年6月末現在、地裁において35件で難民該当性が認められて難民不認定処分又は退去強制令書が取り消されました。これまでに、高等裁判所でも16件の勝訴判決を得ています。


在日ビルマ人難民申請弁護団
代表: 弁護士 高橋融
事務局長: 弁護士 渡邉彰悟
連絡先:
〒160−0004 東京都新宿区四谷一丁目18番地6

四谷プラザビル4F 電話:03(5312)4826 FAX:03(5312)4543
いずみ橋法律事務所内 在日ビルマ人難民申請弁護団事務局

◆ ビル弁受任認定状況(2010年10月28日時点)
◆ ビルマ出身国情報資料(メンバーのみ)
◆ リスクファクター/テーマ別資料(工事中)
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